9月1日(金)【中国出発前夜】

《飛行機は嫌いなのだ》

まずは、明日の11時までに下関港でチェックインを行わなくてはならない都合から新幹線で新横浜から博多まで移動する。
明日の朝移動で下関だと、明日の朝4時くらいに起床となってしまうので、前日移動することにした。

ここは自宅。
朝8時に起床。 まだまとまっていない荷物を一気にスーツケースに押し込んでタクシーに電話。自宅まで迎えに来てもらう。5分程で到着するというので急いで支度をして玄関を出ると既に迎えが来ていた。
スーツケースがデカイので、トランクを開けてもらって、運転手さんがドアから出てくる。 いつもお世話になっている京王タクシーの野口さんだ。
「なんだよ星野さん。 今日は随分と大きい荷物で、何処へ行くんだい?」といつもの調子で聞いてくる。
「いや〜、今回は中国まで行ってくるんだよ。 も〜大変。」「そうか、中国か・・俺も行ったなぁ昔・・」昔話が5分ほどあった後、「星野さん・・・確か飛行機が駄目だったんだよね? まさか中国も?」
私は気まずい感じで「そうなんですよ。 新幹線と船で行ってきます」と言うと野口さんはゲラゲラ笑いながら「なんだよ根性ね〜なぁ 飛行機ならチョチョチョじゃん」だって。嫌いなものは嫌いなのだよ!
盛り上がっているうちに町田駅に到着。「気をつけろよ!」とありがたいお言葉。
「うん、ありがとう。 ちゃんと帰ってくるから」

平日の朝の町田駅、横浜線のホーム・・・ラッシュ時間は過ぎているものの、まだまだ混雑している。
程なく電車が到着し、車内に入るが荷物の多い私は周囲を気にしながらも、自分の立ち位置はちゃんと確保出来た。これで20分の我慢。
既に買っていた指定券の座席の位置がどうにも気に入らず(大荷物なので網棚に載せられない)、結局、新横浜駅の窓口でグリーン車(喫煙なので10号車)の進行方向最後部の座席を指定してもらう。運良く空いていた。この席は座席の後ろに荷物を置いても誰も文句は出ない。
改札を抜け、新幹線待合室の中にある売店で、いつもの九州出張の時と同じように新横浜駅で缶チューハイと日本酒、サンドイッチを買い込み11時10分発の「のぞみ21号」に乗車。
いつものように名古屋までに飲食を済ませ京都近辺では既に寝ている状態。
気が付くと、いつものように広島を過ぎている。熟睡はしていないものの、やはり長旅という思いがあるせいか、博多に到着するのがやたらと早く感じた。
15時47分に博多駅に到着。着いたら宿(今回は東横イン博多口駅前)に徒歩で向かうのだが、いつもの出張なら、荷物も少なく歩くのも容易なところが、今回は一週間分の衣服と、いつもは持っていかないノートパソコン。 大きなスーツケースに大きな肩掛けカバン。 宿までいつもなら5分で行かれるところだが、3倍の15分くらい掛かったような感覚だった。
宿でようやく落ち着いたのが18時頃。
宿に戻ると、持ち物チェック・・・特にパスポートは何度確認しただろう。
いよいよ明日は中国に向けて出発。 今日は軽く飲んで寝る事にする。


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