9月7日(木)【彼は本当に中国人?】

《姉妹ソックリ》

朝の7時に入港する予定だったのが、結局港を出たのが8時過ぎ。
天津の港には于マ(yukin:うきん)さん(于晞さんのお姉さん:于晞さんとは田原さんと同じくらいのお付き合いの人。 結構気さくで面白い。)が出迎えてくれた。
そのまま北京に直行。 この時のドライバーさんが後ほどとんでもない話となる。(かみんぐす〜ん!)
乗車しているのは、ドライバーさん、于マさん、馬さん、そして船の部屋でお友達になった人と私の5人。 ファミリアクラスの車では超満載状態だ。
助手席に乗っている于マさんと馬さんが話している。 これがまた妹の于晞さんと同じような声で同じような喋り方。 日本語も上手なので、私も彼女に声をかける時、思わず「于晞さん」と言ってしまう事が何回かあった。
北京市内に入ってきたところで、船でお友達になった彼とサヨナラ。

《多分、中国人》

中軟北京の事務所に到着したのが11時半。 なんか昼食を食べに北京に来たような時間で恐縮してしまった。
ここでは于世国(yushiguo:うせいごう)さん(後日の結婚式のところで画像掲載してます)と会う。 以前にもお会いしているが、気さくな方でお笑いも結構好きな人。私のジョークにも付いて来てくれるのでとても嬉しいし楽しかったです。
なもので、彼が中国人には全然見えない・・・日本語ギャグが通じる中国人は、これまで見たこと無い。 本当に中国人なのだろうか?
今日のお昼は四川料理。 辛い辛いと聞いていたが、辛いのが好きな私は結構美味しく食べられた。
特に、本場の麻婆豆腐はとても美味しく、ご飯にかけたらこれがまた絶品。

食事も程なく終わり、ずっと一緒だった馬さんとは、ここでお別れ。
馬さん!やじきた珍道中のような楽しい案内をありがとう!
(というハズだったのだが、その後はお楽しみ!)

午後は、まず田原さんの寮がある西二旗の団地に荷物を置きに行く。

《常駐エレベータガール》

重い荷物を田原さんにも手伝って貰いながら、エレベータホールに到着。 上ボタンを押してしばらくしてドアが開いた瞬間、私は一歩後ろに下がってしまった。
エレベータの中には机と椅子があり、そこに座っているオバサンがいる。
田原さんが何事もなかったかのようにエレベータに乗るので、私も我に返って一緒に乗る。
オバサンは田原さんの降りる階を知っていて、その階のボタンを押し、閉じるボタンを押す。
その階に到着するまでの間、オバサンは何食わぬ顔で新聞を読んでいる。 凄い不思議な光景。
そういえば昔のバラエティ番組「なるほど・ザ・ワールド」でこんな光景を見た事を思い出して来たが、その光景を目の当たりにすると、最初は誰でもビックリすることだろう。

無事部屋に入り、荷物を置いてまた下に戻る。于世国さんが待ってるから。

その後は于世国さんが北京郊外にある中軟のソフトパークを案内してくれた。
北京から高速道路で30〜40分くらい走ったくらいのところは、既に廻りには高い建物が無くなっていた。
開発環境、建物の環境も抜群。 しかも事務棟からスグに社員寮、社宅、一戸建て社宅まで完備。
この環境を会社設立から10年程度でココまでするのだから、ある意味凄い会社だな、と関心。
私の会社も10年でココまで出来るかな? えっ?あるかって? ん〜、頑張ります!
夕方、于世国さんの招待で北京市街のお店に入る。 今日は北京ダックをご馳走してくれるらしい。
いつものように青島ビールと白酒を飲みながら話をしていて、しばらくすると店員が于世国さんに一言。
于世国さんさんは私に、これから北京ダックをさばくので見て来い! と言うが、私はそんなベタな観光客にはなりたく無かったので席でさばく姿を見ていた。
数分後、さばいた北京ダックがテーブルに乗せられると、まずは皮の部分をそのまま食す。
口の中で溶ける溶ける。 あっという間。 そして口の中に残った皮はそれでもパリパリ。
生地と野菜で巻いた北京ダックも良いのだが、酒飲みの私にとっては、そのまま食し、酒を飲むのが一番良い食べ方じゃないかな? と感じる。

ゆっくりと飲んだ後はタクシーで田原さんの寮に戻る。 午後23時頃。
さすがにこの時間はエレベータガールが営業していることはなかった。

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