9月11日(月)【思わぬ再会】

《常松さん大爆笑》

7時に青島駅に到着し、時間も早いのでマックに入る。 この時間なのに外は結構暑い。
尹さんは寝不足か、欠伸が目立つ。
馬さんは帰り(笑)の列車の時間が14時頃なので、それまでは同行してくれる。
8時を過ぎたので、荷物を預かってもらう事にしている常松さんの事務所を目指しながら今日の観光予定の段取りをする。
午前中は海洋博物館。午後は尹さんが初めての青島ビール工場見学に行き、その後ショッピングをして青島港に向かおうと計画した。
8時半頃、タクシーを呼び今日一日、荷物を預かってもらう事にしている常松さんの会社を目指す。 ところが、だいたいの場所は判っていたのだが、乗車していて現場を知っている人は私と馬さん。
近辺を回ってもらったが、全然分からない。 仕方なく常松さんに電話をしてタクシーの運転手さんと話してもらう。
やっとの事で9時頃、常松さんの会社に到着。 荷物を預けつつ、常松さんとお話をした。
尹さんと私が常松さんの事務所に来る事は分かっていたのだが、何やら馬さんが顔を出して常松さんはビックリ。「馬さんどうしたの?なんでココにいるの?」と不思議な顔。 そりゃごもっとも。
早速昨晩の夜行列車の話をすると常松さん大爆笑。 「馬さん馬鹿じゃないの?」だって。 馬さんの奥さんと同じ事言ってる。
その話だけで10分くらい持ってしまった。

話もひと段落し、海洋博物館に行く用意をしようと思ったところ、常松さんの提案でお昼は一緒にしましょう! との事。 もちろんOKの返事。

《水族館は水族館》

10時前にはタクシーに乗り込み、海洋博物館に来た。

尹さんと何故か青島にいる馬さん

尹さんと私
3人分の入場料金を私が支払う。 一人120元(日本円で1700円)で合計360元。 案外高い。 やはり外国人観光客目当てなのか?

海洋博物館のチケット(見本)
中に入ると、いろいろな魚や動物などが泳いでいた。 セットは凝っていたが内容的には日本の水族館と差ほど変わらない。 というか、同じである。
(ここのコメントは書いても面白くなさそうなので、カットです)
海洋博物館を出た後、少し時間があったので海を見てた。
馬さんは、かなりお腹が空いたのか、さっさとパンを購入して食べてた。 いいのかなぁ?この後スグ昼食なんだけど・・・
  しかも水も飲まずに・・・30分後には昼食はタクシーで常松さんが指定してくれた料理屋さんに行く。

《私が予想GUY》

私たちが先に到着後、煙草を買うために1階に下りていくと、常松さんとすれ違う。
常松さんも煙草が欲しかったようなので、煙草を4箱(中南海5mg)を買う。 36元。
私はお店のオバサンに私が吸ってた殻のタバコケースを指差して「ちゃ〜ぐ、す〜が(これ4つ)」と言うと、素直に出てきた。 を〜、中国上陸当初では考えられないくらい上達したかな?(爆)

部屋に戻り、しばらくすると若いオネーチャンが入ってきた。 喜真だと言う事に1秒かからなかった。

《強制中国語講座 最終章》

最終章は、周りに中国語と日本語が出来る常松さん、馬さん(何故か居る)と尹さんが居たので特に何とも無かったが、午後からビール工場に喜真さんも行く? と筆談。
「なんでビール工場なんかに私を連れて行くの? つまらないじゃない!」・・・との中国語で返って来る。 どうやら工場に行くのが嫌らしい。 現地の人だから無理も無い。
昼食にも関わらず、お酒が入っていて盛り上がっている時。 私は馬さんが青島に居る事自体が可笑しかったのもあり、馬さんとその周りの人を写真に収めた。
そしたら、馬さんが私のカメラを取り、逆に私を撮ろうとする。 もちろん常松さんもファインダーには入っている。
喜真さんも入るか? と常松さんが聞くとかなりオカンムリ。
自分が写される事が嫌いらしい。 確かに写真を撮られるのが嫌な人は日本にも居るので、そこはあまり考えない事にした。

オカンムリの喜真(左)
右は常松さん

《ジャスコ青島店》

喜真さんと尹さんの思惑の一致で、ジャスコ青島店に入る。
ジャスコの古淵店は、いつも行っているのだが、青島店はどうゆうところなのか? やはり日本と同じなのか? と私の脳みそはフル回転しながらも、店の中に入るが、建物自体は日本と全く変わらないし、外の看板も日本と全く同じ。
洋品店を見るが、これも日本とほぼ同じ。 何が違うかと言えば、通貨が違うという程度。 円換算したが日本で販売している価格と差ほど変わらない。
食品売場に入ったら、やはり日本とは違う所がいろいろとあり、乾物系が多い。 特に魚介類の乾物。
な〜んか尹さんはイカの干物を沢山購入していた。 北京では海産物が少ないのだろうか?
何となく清涼飲料コーナーに行き、ふとあるものを見て思い出した。
そうそう・・・中国版低糖生茶を買わなくては! 低糖生茶の種類が2種類あったので1本ずつ購入。
この画像を残しておけば良かった。
とりあえず、ジャスコで購入した時のレシートは取ってあった。 良かった良かった。

生茶購入時のレシート

《大桟橋》

30分くらいジャスコでお買い物をした後、タクシーで青島名物の大桟橋へ向かう。

大桟橋全景
到着すると、石などで作られた長さ400mくらいの桟橋があり、桟橋の先端には何か建物がある。
ここは国際的な観光地なので、欧米系の人や、ん?日本語喋ってる・・・みたいな人もいっぱい居た。
観光地には、やはり居るものだ。 観光客目当ての商売。 ご当地で取れた貝殻を売っている。 小さな貝殻にストラップを付けたようなものが3個で5元(約75円)で売っている。 
その時、喜真さんは携帯を取り出して何かをしていた。
携帯の裏には何か貼ってあったようだったので、見せて〜! とお願いすると、少し照れながら見せてくれた。 彼女自身のプリクラが貼ってあり結構良く写っていた。
その頃、尹さんはいつもの如くマイペースで露店を数店回って、いくつかのお土産をゲットしている。
喜真さんも尹さんにくっついていたので、逆に私は一人ゆっくり写真を撮る事が出来て返って楽な展開。
桟橋の袂(たもと)に戻り、喉が渇いたので何か飲もう! と私が言い出したら尹さんも同意。 しかし喜真さんは要らないと言う。
喜真さん!遠慮なしだよ!って尹さんに通訳を言うが、喜真さんはそうでは無いようだ。 ま、いいか。
買ったのは尹さんがペットのミネラルウオーターで私はペットのお茶。 私は普通にペットの蓋を開け、普通にゴクゴクと飲んだらかなりの違和感発生。かなり甘い。
そう、中国のお茶には砂糖が入っているものがある。 中国でも日本で売っている「生茶」なるものがあるのだが、良く見るとペットボトルの下に「低糖」と書かれているものと「無糖」と書かれているものがある。
中国に行く際は、確認してから買わないと、飲んだ瞬間ビックリすることになるのでご注意を。

大桟橋より市街方面

大桟橋先端の建物

大桟橋からタクシーに乗り、港を目指すが、私はスッカリ忘れていた事があった。
尹さんに・・・「ごめん!タクシーの運転手に中国銀行に寄ってくれ!」と言う。
そう、中国元から日本円に換金しないと、日本円を全く持っていなかった私にとって、船の中は日本円なので、キツイどころか食事も取れない状況になり干上がってしまう。
運良く、私がそれを言った所から数十秒ほどで、中国銀行があった。
日本円に換金してもらうには、中国に入ったとき、中国元に替えたチケットが必要。 これが無いと面倒な上に、もしかすると換金出来ない恐れも。
なんだかんだ20分くらい経過した。 この時の時間が4時10分頃。 まずい! あと20分で船の受付が終了してしまう!
銀行を出るとアレ?乗っていたタクシーが居ない。 えっ?マズイんじゃない? どこへ? と周りを見渡すと、交差点から少し離れたところで、タクシーの運転手さんと喜真さんがこっちを見ながら手を振っている。 と言うか、早く来い!というジェスチャーをしてる。
急いでタクシーに戻ると、タクシーの運転手さんもかなり急ぎ気味で発進!

中国銀行から7〜8分ほどで港に着き、ホットした。
まずは船の手続きをしなくてはならない。
尹さんと一緒に乗船手続きカウンターに行き、手続きを行う。 名刺の2倍くらいの大きさの出国カードに記入するだけの簡単なものだった。
手続きを済ませ皆の居る所に戻ったら、喜真さんが携帯を持ってゴソゴソしている。チョットすると携帯に貼っていたプリクラの写真を剥がし私に手渡した。
どうやら私にくれるらしい。
尹さんに通訳を頼み「これをくれるのなら、何故さっき写真に写るのを嫌ったの?」と聞いたのだが、やはり写真というのは、やはり嫌いなようだ。
私が「対不起(とぅいぶち〜:ごめんなさい)」というと、彼女も恐縮していた。

喜真のプリクラ

《みんなとお別れ》

港には尹さんと常松さんの会社男性一人と喜真さん、最後のお別れに、みんなに(へんがおしん、しえしえ:とても楽しかった!ありがとう!)と言い握手をしてお別れ。
最後まで喜真さんは元気に手を振ってくれた。
良く見ると、会社の男性と尹さんは二人で向こうを向いて話している様子だが、喜真さんは依然として手を振っている。 いや手を振っているのではなく拳を前に出していた。
そういえば、以前もそんな挨拶だったな・・・私もそれに答えるように拳を突き出した。
熱く感じながらも出国手続きの窓口に入る。
中国人、日本人、そしてその他の国の人・・・人間ってこうゆうものなんだろう。
言葉が無くても少なくても通じるものはきっと見つかるものなんだと。
すごく嬉しかった。そしてまた中国に来たいな、と感じさせる出国だった。

《助さん格さん》

さてさて、話は船内。
乗船したのは17時頃。
乗船して・・・またまた、お隣のベッドには日本語1級を持っている中国人のカクさんと言う人。 帰りも安心してトークが出来そうだ。
間違ってもスケさんと言わない様気をつけよう。
スケさん・・・もといカクさんは18時頃から寝に入り、食事の時間も寝ていたので一人で食事を済ませた。
船内を回り、部屋に戻るとカクさんが小学生と一緒にゲームをしていた。
任天堂DS一台を二人で交互にやっていたので、私の持っていたDSを貸したら二人で盛り上がっていた。
その小学生とカクさんは日本語と中国語両方で話している。 ん〜、小学生も中国人か?
聞いてみたら広島出身の日本人だという。 見た目ではどちらかが分からないのが東洋人というレベルの面白いところだ。
時刻は11時、乗船から6時間以上まだまだ出航する気配なし。
これなら2泊3日になるんだろうと、何となく分かる気がする。
部屋に帰って見ると、カクさんと例の小学生が私のDSも使って対戦している様子。
彼らは完全に船内で仲良くなったようだ。
私も、今回の出張レポートを書いていたが、そこそこ書いているうちに睡魔が来てしまったので、ベッドに戻り眠ってしまう。

ここより日本時間


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