9月12日(火)【くだらない忙しさ】

《ブリッジ見学でお友達多数出現》

朝7時に朝食の案内放送。 船は出港しているようだ。
朝の弱い私は当然の事ながら起きずに熟睡。
10時前に起床。 コンタクトを付けようとした時に船内アナウンスでブリッジの見学があるというのでブリッジの見学。
3日にも見学していたので2度目だ。
ブリッジに行くと、今回はほとんど日本語が話せない乗務員ばかりで、お歳を召した夫婦(この人が、後に名前で登場する加藤夫妻)が何やら日本語で聞いているので、前回に説明を受けた内容で教えてあげた。
乗務員も一緒に聞いていて、そうそうなどうなずき、その夫婦も私の説明に満足してくれたらしい。
昼食後、喫煙ロビーで数名と話していると、マージャンをやろうとの事。
日本式麻雀があまり分からないカップルと、日本式麻雀を良く知っている加藤さん(夫)と私。
最初のゲームは加藤さんの圧勝。
彼は現役で麻雀をやっているらしい。
今回の旅行の代金もそれで稼いだと話を聞くが、聞かなかった事にしておいたほうが法律に触れないので、あえて聞かなかった事にしておく事にした。
そのうち、カップルの女性(大塚寧々っぽい人:以下大塚寧々さんで呼ぶ)が船酔いを起こした感じ。
(そりゃ、少しでも揺れている船内で、しかも下ばっかり見ている麻雀は、酔うタイプにはキツいだろう)
船酔いで危なそうな彼女は先に部屋に戻ってもらい、我々もゲームの片付けを行った後に、部屋に戻る。

《久しぶりの日本のお風呂》

夕方、ゆうとぴあ船内の風呂に始めて入る。
行きは一泊だったので、まあ良いか。 と入らなかったが、帰りはさすがに2泊。
一泊目は入らなかったが、2泊目は入る事にした。
風呂場に行ってみたら、そこは日本の浴場。 久しぶりに目の当たりにする。
風呂は加藤さんと一緒に入ったのだが、湯船に入った瞬間、私は「これだよ、これ」と思わず口に出てしまうほど懐かしいお風呂。
肩まで浸かり、良い気分。
風呂を上がり、しばらくすると何やら一人の女性がバタバタしている。 どうしたのか?
しばらく様子を見ていたら、その女性が「風呂場に居る一人の女性のジーンズがびしょびしょになり、風呂場から出る事が出来ないらしい」と言っている。
中国人のようだが、流暢な日本語を喋っていたので、その緊急事態がすぐに判る事が出来た。
どうやら、風呂場にいる中国人はセキュリティの為、自分の衣服を風呂場に入れてしまい、その服がシャワーか何かでビショビショになった様子。
ん〜、そこまでセキュリティの事を感じるのか・・・大変だなぁ。
んで、その人がどの部屋なのかが判らずバタバタしていたのだが、私はその時、ロビーの喫煙ルームで彼女たち(6人組?)が風呂に行くっぽい事を知っていたので、その事を話すと、他のいろいろな部屋を捜索。 結局、あとの5人は風呂をさっさと出てラウンジでカラオケを楽しんでいた。 6人組はお友達同士では無く、仕事の都合で一緒に行動しているだけなんだろう。
その後一人がパジャマを貸し、事なきを得た。
私も、ラウンジに行き友達を探していたら、加藤さんとかカクさんとかも居た。
私とカクさん、そしてもう一人の中国人(名前聞かなかった!ごめん!)とそれぞれ2曲ずつカラオケを歌いながら青島ビールが6〜8本空いた。

《強制英語講座 番外編》

ふと、後ろを見ると欧米系の男性2人が、静かに飲んでいた。
彼らは他の人が歌うととても盛り上がっていたので、折角なので彼らにもカラオケを歌うように勧めてみた。
彼らはカラオケの本を見て指差し、そして両手を広げ、これじゃ分からない! とでも言っている様子。 どうやら五十音順のタイトルでは分からないようなので、カウンターのお姉ちゃんに英語のカラオケ本は無いかと尋ねるが、やはり無いようだ。
少しそれをパラパラと見ていると、アルファベット順があるではないか! 速攻で欧米系の彼らに、そのインデックスが分かるところを見せる。
喜んでくれたのだが、どうも歌いたい曲が無いようで、あ〜でもない、こ〜でもないと悩んでいる。
そうこうしているうちにラウンジの閉店時間となっていまった。 ん〜、残念!
その後、私と加藤さん、カクさんと欧米系2人で喫煙が出来るロビーへと向かう。
どうやら欧米系の人はイギリス人と判明。 これから4日間の日本を満喫したいらしい。
4日間で広島、岡山、京都、そして富士山も回りたいらしい。 しかもベースキャンプは東京の浅草。 そりゃ無理だろ!
盛り上がっている最中、加藤さん夫人が来る。 どうやら我々のトークがかなり盛り上がりすぎて、うるさいのではと心配しての登場。 我々は、本当にうるさかったら乗務員が何か言うでしょう。 と夫人に返して、その後も盛り上がっていた。
長い間・・・そう、一時間以上話しただろうか・・・いろいろ話しているうちに、加藤さんが消え、カクさんも消え、最後はイギリス人2人と私の3人になった。
4日間でどこへ行けば良いのか・・・いろいろ思案したが、結局初日は浅草近辺+六本木の飲み屋。
二日目は沼津で富士山見物。 三日目は・・・忘れてしまった。 四日目は帰路に立つ予定。
(ちなみに二日目は私も帰国して山梨側から富士山を見ようとしたが、生憎の曇り空。 そのイギリス人も見えなかった事だろう。 合掌!)
こ〜んな会話を私のカタコトの英語で出来たのは、私も少しは英語能力があるんだろうなぁ。 と自分に関心した。

《中国人とは・・+引き続き強制英語講座》

観光スケジュールが決まってからは、何やらドロドロとした会話。(勿論、ココも英語トーク)
みんなが居なくなってからなのだろうか?イギリス人曰く「中国人が好きか?(Do you like Chinese?)」と尋ねられた。
私は、はい(Yes)、いいえ(No)という極端な言い方」が出来なかったので、10点満点中いくつかと言う答えにした。
私は6点と答えた。 彼らは4点と2点、あまり良い評価では無い。
彼ら曰く、中国人は心が狭いと言っている。 本当にそう思ったのか? コミュニケーションが少なかっただけじゃないのか?
逆に日本人の心は広いと言っている。 ん〜、それも危ないぞ!
私も中国訪問前は3〜4点だった。
でも、中国人の熱烈歓迎と人懐っこさはを感じられれば、悪くても6点は付けても良いのではないか? と思う。
なので、イギリス人の彼らは、中国人をちゃんと接していなかったのではないかな? と疑問を持つ。
こんな話を全て英語でやった私は、自分自身を褒めてあげたい。
結局、お開きになったのは深夜0時30分頃。
(加藤さんとカクさんはトックに眠りに帰った・・・冷たい連中だ!「笑」)
中国出張の疲れを癒す2泊のハズが、結局最後まで気合入れっぱなし。 やはりこうゆう運命なんだろう。

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